妄草の日記

夢がある事をしたい。稼働中の女子更衣室に女子と一緒に入ってみたい。

現役男子高校生が見た「荒ぶる季節の乙女どもよ。」

※本記事はネタバレを含みます。

 

友人に見ている人はいませんでしたが、個人的覇権には堂々と居座っていました。

 

荒ぶる季節の乙女どもよ。

のアニメが完結しました。

 

感動的というよりは激情的と言うべきオチに、メインキャラクター4人と共に視聴者も荒ぶった事でしょう。

 

最終回を視聴したのが早朝でしたので、荒ぶり叫びたい気持ちを太ももを高速連打する事によって何とか噛み殺しました。まだ痛い。

 

そんな作品を改めて1から紐解いて余韻を深めていきたい訳ですが、僕は洗練された崇高な思考回路を持っている訳でも無いです。

 

オタクの早口を文字起こししたような感想文になりますが、感動した物を冷静に批評するのは正直好きでも無いですし荒ぶりつつ書いていきます。

 

現役男子高校生要素なんて無かった。

 

話毎では無くキャラクター毎に振り返ります。

まずは「小野寺和紗

 

何かと不憫だった比較的普通の女の子。

この人1人が主人公だったら、それは王道の少女漫画になっていたでしょう。

親友の幼馴染「典元泉」への恋心に気付き、美人なライバルとも出会い、でも最後はハッピーエンド。様々な恋愛が錯綜する本作の中で、軸のような役割を果たすには持ってこいなシンプルな純愛。

好きな人のオナニー現場を目撃するなんて尖り過ぎたシーンが際立ちすぎる程に王道的ですね。

いや、あのシーンはどの物語でも際立つか...

 

周囲からの刺激が無ければ両者共に行動しそうにない臆病な2人。

それ故に言葉少なになって誤解を引き起こす事もしばしばありました。

 

でも!だからこそ一つ一つの関わりが微笑ましくオタクの濁った思考と青春時代が入る予定だった心の空きスペースを2つまとめて浄化してくれます。

 

11話にて

「なんか急に顔...見たくなっちゃって」

「泉と... したいと思って...」

 

 

ハァアァァァァァァァ??お前ほんとかわいいな???????(早朝なので声を小さくしてお届けします)

 

 

やはり王道は王道になるべくしてなったのだなと再認識しました。

 

 

 

 

感想の内容が小学生並でやばい。

こんなブログさっさと書き上げて2週目行きたいんだよワシは。

 

 

2人目「菅原新菜

 

もう単純に僕の推し。めちゃくちゃ可愛い。

とても冷静で計算高い小魔女かと思いきや、感情的になってしまうシーンもあり、そのギャップにひたすら惚れました。そして失恋オチである。誰か僕を和紗と出会わなかった世界線の泉にして下さい。菅原新菜を救いたい。

ていうか「新菜」って名前もめちゃくちゃ可愛い。

 

 

3人目「須藤百々子

2人目で極端に短くなった気はしますが3人目です。

 

ここで登場同性愛者!国宝百合文化!

ゆるゆり」大好きオタク超歓喜!!!

 

しかし本作はホイホイとレズビアンを受け入れる世界線では無いのも理解の上。ましてや恋愛対象が男性を好きになっていますし、攻略はほぼ不可能でしょう。それを分かっていても恋に落ちてしまった悲しくも美しい物語を歩むキャラクター。作品内でも1番かけられた時間は少なく感じましたが、この百合は安易に同性愛にした物語に比べれば遥かに尊い物だと思います。

 

冷静になってきたけど同性愛を尊ぶ文化気持ち悪すぎるな。辞めないけど。

文化の弾圧についてもいつかブログを書きたくなりました。

 

 

さてさて4人目「本郷ひと葉

 

メンタル最強文学少女

そしてこの作品の唯一の胸くそポイントであるチャラ編集長を許すな。

 

出会い系サイトで自校の教師「山岸知明」と出会い、それを弱みにして部の顧問にするなどして利用していく。そして段々と山岸の大人な立ち振る舞いに惹かれ恋に落ちていく。

生徒と教師の禁断の恋。今の時代だと、受け入れられ始めた同性愛よりも実らせるのが難しいでしょう。しかも百々子のパターンと同様にして、山岸先生にも好きな人がいる。

 

それでも、それでもと自分の魅力に気づいて欲しくてラブホに誘うが、69の体制になっても反応が無いことから流石に心が折れてしまう。

 

その時の山岸先生の「俺に意気地が無いだけだから...」

 

誰か僕を女の子にして下さいと言いそうになってしまう程にイケメン。失恋した女の子に投げかけるには優しくも辛すぎる。惚れ直すわそんなの。

 

ここから立ち直って、エピローグの様子を見るに、先生の結婚を祝ってあげようとしているのも健気で強い部分を感じる。

 

優劣を決めるのも憚られるほど良い恋愛ばかりだけど、1番好きな恋愛は本郷さんのです。

希望と絶望の混ざり具合が丁度いい。

本郷さんの強さと弱さ、そのどちらも受け入れつつも優しく拒否する山岸先生の対応。

 

ミ°...(死ぬ音)

 

 

そして最後5人目「曽根崎り香

 

最も異性との関係を持つことを否定していたが、男性から真っ直ぐな好意を向けられて、気持ちが540°回転したキャラ。意見が変わることは人間当たり前だし、ましてや負の意見が正の意見へ変わることに何も批判する事は無いでしょう。

そしてこの彼氏もまたイケメンだった...!!

この作品は何度僕を女の子にすれば気が済むのか。

「天城駿」

自虐する彼女に「俺の好きな人の悪口言わないで」

 

ミ°........

 

 

使える時があれば是非パクっていきたい。

 

こういう言葉がサラッと言えるのは誰も不幸にならないし、カップルの関係はより良くなる。

世界にメリットしか及ばさねぇなこの男。

 

それでも2人とも和紗と泉ペアとは違った初々しさがあってこれまたええんじゃ。ワシの中のノブも喜んでおるわ。

 

 

 

さて、いかがでしたか?

自分でも何書いてるか分からなくなってきました。今度からは話毎にメモするようにします。

 

この作品のオチは一人一人の物語が全員の物語へと集結する所に面白さがあると思うので、このスタイルの感想文はあまりにも無意味。

 

皆さんはちゃんと全体を見渡した感想を抱くことをオススメします。一人一人を観察しただけでは見えない景色もあると思いますので。

 

以上。

 

 

P.S.メインキャラクターの処女喪失シーンの心情の回答が欲しい。